帰る途中で薬局を見つけて入っても、妊娠検査薬を手に取ることは出来なくて、
そのまま何も買わずに出てきてしまった。
怖かった。
・・・怖くて、泣きそうになりながら家に着いた。
誰に相談したらいいの?
秋仁さんに言ったらどんな顔をするのかな。
困る・・・よね。
どうしよう・・・怖くて検査薬も買えない・・。
ベッドに膝を抱えて座り・・・一人怯えてた。
もし、赤ちゃんがいたとして・・・産む・・の?
産めるの?
ちゃんと育てられる?
私自身まだ子供なのに?
ぐるぐると自問自答が続く。
好きな人の子供がお腹にいるかもしれないのに・・・なんでこんなに不安になるんだろ。
コンコン。
頭がパニックになってる中で、部屋をノックする音。
・・・お母さん?
緊張しながら
「はい」
返事をすると
「柊子いるの?」
ガチャ、と・・・ドアを開けたのは、
「お、お姉ちゃん!?」
「いたいた!長い休みがとれたから遊びに来ちゃった。」
優しく微笑む。
・・・お姉ちゃん。
「・・・どうしたの?元気ないね?」
お姉ちゃん。
「ちょ・・・どうしたの?何泣いてんの?」
お姉ちゃんの顔を見たら自然に涙が溢れてた。
家はお父さんとお母さんが離婚して、養育費をもらってはいるものの2人の子供を育てるには朝も夜も休み無くお母さんは働かなくちゃいけなかった。
だから何かあるといつも側にいてくれたのは、お姉ちゃんだった。
「柊子?」
泣いている私にそっと近づく。
「どうしたの?」
頭を撫でてくれるお姉ちゃんの腕を掴んで
「ど、どうしよう・・・で、できちゃった・・・かも・・し、しれな・・・」
泣きながら助けを求めてた。
私一人では重過ぎる。
抱えきれない。
「え?・・・出来ちゃったかもって・・・・・赤ちゃん?」
コクンと頷く。
「ちゃんと調べたの?」
「うっ・・・えっ・・・」
泣きながら首を振る。



