「一緒に洗ってあげるよ」

ええええっ。

秋仁さんの手も泡だらけになって・・・一緒に食器を洗う。

・・・凄くいやらしく見えるのは私だけ?

心臓はバクバク言っていて、顔も真っ赤になってる。


時折、手をきゅっと握られたり、頭にキスされたり・・・。

・・・なんでこんなに甘いの〜。

もう・・・限界・・・。

「しゅ、秋仁さ・・・・」

やめてもらおうと顔を横にむけると、チュッ。

・・・何事!?(・・・3回目)

キスされちゃって。

優しく笑う秋仁さんにメロメロ〜・・・違う違う、そうじゃなくて!!

もう〜やだぁ〜。

結局前を向いて洗うしかなくて、全部洗い終える頃にはぐったりしてた。



「終わった?」

私の頭に顎をつけた形で聞いてくる。

「う、うん」

頷くと、私の顎を持ち上げて唇を重ねる。

「・・んん?」

なんで?

なんでぇ??

深くなっていくキス。

ちょ・・・。

振りほどく事はできなくて、深くやさしいキスに合わせることが精一杯だった。




唇をそっと離すとニヤリと不適な笑みを浮かべてる。

・・・なに?

口を開こうと思ったとき

「ひゃっ」

体を持ち上げられた。

えっ?

「ごめん柊子。ダメだ」

はい?

言ってる意味が良くわかんない・・・。


あ、あれ?

もしかして寝室向かってる?


・・・・う、嘘。