side龍翡


「ぐはっ…」


『翔っ!!!「お前の相手は俺だ!!!」
うっ…』


俺達全員は立ち上がれないほどやられていた

目の前では鷲牙の総長がソファーに座り隣にいる鳴弥にナイフを向けていた

「あ〜ぁ呆気ないなぁ…こんなんだったら鳳凰の奴等より先にやっとくんだった」


『鳳凰…だと…』


「あ!そっか〜知らないんだ?紅い朱雀がやめた理由」


紅い朱雀…そいつは俺達が探している存在だ…


「1年前…あいつの下っぱ拉致ったらすぐ来てよ〜仲間倒してきたんだよね」

楽しそうに話す奴にムカついた

「油断しているあいつを殴ろうとしたら…下っぱがかばっちゃったんだよね」
『…』

「下っぱ…今植物人間なんだって!あははは」


そいつが笑ったと同時に周りの奴等も笑った

「あん時の顔…忘れらんないんだよね…だから…」

『…やめ…ろ』


「君にも…味わってもらうから…あの総長みたいにね!」


そいつは鳴弥にナイフの先を向けた


『やめ…「やめろ!!!!!」

ドンッ…

扉をぶち破ってきた奴は俺より大きな声で怒鳴った
そして俺達の元へ後からきた奴等とかけてきた


「大丈夫か!?」


『お前は…鳳凰の総…「俺は総長じゃない。」
は…?』

「総長はあいつ」と扉を指差した