私達の目に映った光景…

私達のクラス2ーDのバスケチームは全員床に倒れていた
 私達は急いで倒れている奴等の元に向かった


「瀬縋…悪い…」

「俺ら…頑張…たんだけど…」


『お前ら…』


「てめぇら!せこいまねしやがって…『止めろ!龍翡』


相手チームを殴ろうとした龍翡の腕を止めた
相手チームはかなり怯えていた

おかしい…反則する奴等がこんなに怯えないだろ… 何か…あるな…

そう悟った時…


「2ーDは棄権だな。チーム全員が試合にでれないんじゃ」


観客席にいた教頭が嫌みたらしく叫んだ


『…なるほどね』


「葵…?」


一人でぶつぶつ呟いていたから靖抖が気味悪いような顔で見てきた


「さぁ…どうなんだ?」


いまだに嫌みたらしく喋る教頭


『バスケなら俺たち4人で出てやるよ』


「なっ…4人でなんて『4人じゃ出来ないなんてルール聞いてないぜ。なぁ審判』


「確かに…」

 急に話を振られた審判係の生徒はおどろきながら答えた

『だから4人ででる』


「負けるに決まってるのに…やるだけ無駄だぞ」


「やってみなきゃ分かんないよ」

「そうだぜ!俺たちが負けるわけねぇだろ!」


靖抖と大輔は嫌みたらしく言う教頭に反論した