「…ょ…」


『皇紀?』


「嫌だよ…あいつらに負けるのは…負けたままは!!!」


皇紀が叫んだ


『だったら…あいつらにぶつけてやれ!!!今まで悔しかった分』


「でも…僕バレー上手くないし…」


ありゃりゃ…いつもの皇紀にもどっちったよ…


『その為に俺らがいるんだろ!』


「葵君…」


「せやせや!じゃぁ一発かっとばしたれ!!!皇紀」


『お前もだよ!』


みんなで顔を見合わせて笑った


「あの〜…もうそろそろいいですか?」


審判役の生徒が遠慮がちに言った


『あぁ。遅くなって悪いな』


ニコッと笑いかけると

「いっいえ!//////」


と顔を赤らめて持ち場についた


「あれはあかんやろ…」
「武器だな…あの笑顔」

そんな言葉がちらほら


そんなことに全く気づかない葵は…

『ん〜…やる気出てきた!!!』


1人やる気満々だった