「お前ら…今は何の時間だ…?」


そこには…黒いオーラを出しながら仁王立ちした彪雅さんがいた


『「ヤバい…」』


「…もう一度聞く。今は何の時間だ…?」


彪雅さんは静かに近寄ってきた


「答えられねぇのか…?だったら教えてやるよ…今は…」


気が付くと彪雅さんは既に私たちの目の前まで来ていた


「(葵…逃げるか?)」

『(…逃げよう!!!)』


龍翡と私は彪雅さんの横をすり抜けた…
はずだった…―


「ほぉ…俺の話を聞かないで脱走か…?俺もナメられたもんだなぁ…」


顔は笑ってるけど目が笑ってねぇ…

「ふざけんな!!!」

ゴツッ…―


怒鳴り声と共に本日二度目の拳が落ちた…―



そしてそれから一時間みっちり説教を受けた…―