教室に着くといつの間にか4校時が終わっていた

その後3校時をサボった上に龍翡達を連れてこなかったことを彪雅さんやばぁちゃんに怒られたのは言うまでもない

 …―


『最悪だ…』


説教が終わった私は教室に入り自分の机に突っ伏していた


「葵どんまい!バシッ…」

『大輔…てめぇ他人事だと思って…』


ガラガラッ…―

突然教室のドアが開いたと思うと物凄くうるさい声が聞こえてきた


「うわぁ!久々の教室やなぁ!!!」


「3ヶ月ぶり?」


「お!葵と大輔発見!!!」

そのうるさい声の主たちは私と大輔のところに駆け寄った


『…』


「あっれ〜葵、何怒っとるん?可愛い顔が台無しやぞ〜」


『…んで…』


「ん?」


大和は聞き取れなかったらしく耳を近づけてきた


『何で今戻ってくんだよ!!!』


「うわっ!?」


大和は驚いて床に転んだ

「お…落ち着け葵!」


怒りがおさまらない私を大輔が一生懸命なだめていた


「おい…何で葵キレてんだ?」


「さ…さぁ…」


龍翡と翔は状況が分からず立ち尽くしていた


『…で何で今くんだよ』

私は龍翡に問いかけた


「あぁ…お前俺達と同じ寮なんだろ?」


『そうだけど?』


それと関係があるのか?と聞くと

「俺達今から寮に戻るからついでに道教えてやろうと思って…」


『で迎えにわざわざ来てくれたのか?』


そう聞くと
悪いか?と言って顔を赤くした


『あははは…』


「なっ…何だよ!?」


突然吹き出した私に龍翡は驚いていた

『いや、別に…ククッ…』


「わっ笑うな!!!」


『あ〜ごめんごめん!迎えに来てくれてありがとな!』


「…おう」


返事をするとまた顔を赤くして反らした