「ぎゃははは!!!」
屋上はすでに無法地帯と化していた
『マジかよ…』
こいつらを教室に戻すとか無理だろ…
そんなことを考えていると騒いでいる奴らの中から二人がよってきた
「あっれ〜大輔じゃん!何か久々だな!」
「ほんまやなぁ〜」
その二人は紛れもなく龍光の幹部だった
「おう!ってかお前らが教室に来ないだけだろ」
「あぁそうだな!あはは」
大輔は幹部の二人とじゃれあっている…
…ん?
『なぁ…大輔。お前の知り合いか?コソッ』
「あ?知り合いも何も…俺の仲間だけど?」
『ふ〜ん…ってはぁ!?』
「あれ?言ってなかったっけ?俺…龍光の幹部だぜ」
『…じゃぁ今までの会話はなんだったんだよ!』
「えっと…ノリ?」
『てめぇ…「あぁっ!!!君今日来る転校生だよね!」
チッ…文句言えなかった…
『そうだけど…』
「マジッ!!!俺駘槇芭翔 でこいつが賤痲大和。」
勝手に自己紹介してるし…
全員知ってんだけど…
まぁ…ここは適当に
『瀬縋葵。よろしく』
「お前…」
大和って奴が人の顔をじっと見てきた
『…何?』
ヤバい…バレたか…?



