腹から叫べ!


「ごめん俺、ホテルで休むわ。」

ガクが言った。

「え、大丈夫か?具合悪りいの?」

「…ちょっとな。」

ガク君は辛そうに笑っている。

「私も戻ります。」

「…お前は遊んでこいよ。」

「いや、これ以上日焼けしたくないので。」

「…あっそ。」

2人はホテルに向かって歩いていった。

「俺も戻る。…あの九条とかいうやつの素性も調べたいしな。」

「え?九条がどうしたの?」

「ナイン君はもう喋らない方がいいと思うよ。」

「へ?」

「あ、そういえばナインはあいつの知り合いか?」