腹から叫べ!


「カノー!行くぞー!よーいスタート!」

「え!ちょ!待てよ!」

ナインは勝手にスタートして、それをカノは追いかけた。

3人は浜辺でその様子を見守っている。

「カノ君速いですね。」

「ああ、もうナイン抜かれてるし。」

「なんかこの感じ懐かしいなー。」

「ガク君水泳部でしたもんねー。まさかの全中出場ですし。」

「おう…ってお前も水泳部だっただろーが。」

「私はマネージャーですよ。」

ガクとユラは中学の時、水泳部で出会った。