品が良すぎる。
「メニューはこちらになっております。」
メニューを見ると、アワビやカニなどの高級海鮮ばかりだった。
「…このメニュー何?」
「何って、海の家のメニューだろ?」
「焼きそばとかフランクフルトとかじゃないっけ?」
「そうなんですか!?『海の家』だからてっきり海鮮料理を出すお店だと思ってました…。」
ナイン君の使用人がうなだれる。
「俺もそう思ってた!」
なんだその金持ち勘違い!
「まあ食えりゃなんでもいいよ。気にすんなナイン。」
「いや、気にはしてない。」
「海鮮バーベキューとかもありますしね!おいしければいいです。」


