カノは文化祭の余韻に浸りながら代休を過ごした。

代休の翌日。

「カノー!遅刻するわよー!さっさと起きなさい!」

「ふぁーい。」

母に叩きおこされた。

今日もいつも通りの朝だ。



…と思っていたのに。



「カノ!」

学校に着くと、チヨが血相を変えて俺の教室に入ってきた。

「おはようチヨ君。どうしたの?」

「…ナインが…






…学校やめたって…。」






「え?」




俺は耳を疑った。