「でももクソもあるかあ!」
ナインはビクッと肩を揺らした。
「俺らが今までやったことが全部無駄になんだろうが!だいたいな、俺は平凡な毎日を過ごすはずだったんだよ!それなのにお前が変な部活に誘うし!『腹から叫部』ってなんだよオイ!つーか最近部活で叫んだ記憶ないんだけど!?もはやお菓子パーティー部だろ!」
「カノ…途中から部活の文句になってる…。」
「うっせえな。でも…楽しいんだよ。」
「へ。」
「普通じゃない毎日が楽しいんだよ!初めは変なやつらに巻き込まれたとか思ってたけど、今じゃこれが当たり前になってんだよ!責任とれよな!」
カノはナインの腕を引っ張って外へ向かった。


