腹から叫べ!


「なんかこの爆弾おかしいです!」

「何がおかしいんだ。」

「今までに見たことない構造になってるんです!」

「だから言ったでしょ?解除なんて無理って。」

「くっ。」

その時、カノは後ろから腕を引っ張られた。

「え。」

「静かに。私についてきてください。」

ナインの母だ。

「俺ですか?」

「ええ。あなたが一番まともそうなので。」

もっともだ。

2人は裏口から入った。

「ナインと話をしてあげてください。今この家の者はみんな表に出払っています。」

「っ!ありがとうございます!」

カノはナインの部屋へ走った。