「…あーあ。」
爆発音を聞いた屋敷の人たちが外に出てくる。
「君たち!何やってるんですか!」
あ、この人、確かナイン君の執事の松森さんだ。
「あー、あまり近づかない方がいいですよ。それ爆弾なんで。」
チヨがしれっと言った。
「何?嘘だろ?」
「本当ですよ。さっきの爆発音聞いたでしょう?これらの爆弾はあの1000倍の威力です。つまり20個以上あるこれを爆発させたらこの屋敷は軽く吹っ飛ぶでしょうね。」
「!?警察に通報しますよ!」
「いいですよ。でもこの爆弾の主導権を握ってるのは俺です。あなたがバカじゃないなら、俺の言ってる意味わかりますよね?」
チヨはスイッチに手をかけようとした。


