腹から叫べ!


「ナインを出せー!でないとストライキ起こすぞー!」

ガクが叫ぶ。

「ガク君、君絶対ストライキの意味わかってないよね。」

「え、なんか抗議とかするときに言う言葉じゃねーの?」

「もうガク君は黙っててください。そして私に近づかないで。バカがうつる。」

「なにおう!?」

「あーもう!喧嘩しないで!」

「…そうですね。喧嘩してる場合じゃないですね。よし、私も頑張りますよ。」

ユラはそう言うと爆弾を手に取った。

「えい。」

「は!?」

バーン!

躊躇なく投げるユラ。

「ユラ君、なんで投げた!?」

「てへ。」

「可愛…いけど!ちょっとだけ!」

どいつもこいつも。