腹から叫べ!


「くそっ。」

「うん、まあわかってたよね、こうなることは。でもさ、これ、完全に近所迷惑だよね?」

カノが冷静に突っ込んだ。

「カノ君、大丈夫です。この近所の住人は他人に興味がないので、とくに気にしませんよ。」

「近所の住人…!」

「今日は長期戦になりそうだからちゃんと備えとけよ。」

「はーい。」

「水分と食料はここにあるからなあ。後上着とか。食べ物食べるときはおしぼりでちゃんと手拭いてから食えよ。」

「おー。」

「それからはいこれ。」

チヨ君からヘルメットを渡された。