腹から叫べ!


「ほら見てカノー、カッコイイだろー!」

ナインはくるくる回って寿司職人ファッションを見せてくる。

「「ナインくんすごーい!」」

「へへっ。だろ?」

シノとリノは目をキラキラさせている。

「ナイン君、なんで客引き?中は?」

「いやー、なんかさあ、『客引きはナインにしかできない!』とか言われたんだよねー。」

あ、つまり体よく追い出されたってわけね。

「そうだカノ、寿司なんてどうだ?」

「お金ないし、アイス買ったから、」

「そうだアイス!ナインくん、アイスとけちゃうから、リノたちかえるね!」

「えー、そっかぁ、じゃあ仕方ないな。今度奢ってやるから来いよ。」

「「うん!」」

「じゃあ頑張ってねナイン君。」

「おうよ。」