「いらっしゃーい。」

ナイン君家はかなり広い。

「カノがわざわざ俺に会いにくるなんて…!」

「いや、ナイン君じゃなくて笹山に会いにきただけから。」

「つれないなー。ほらこっち。」

ナインは4人を案内した。

「わあ、おうまさんいっぱいいるー!」

「こっちにはうさぎさんもいるー!」

「カノちゃん!早く乗りたい!」

「あんまり騒ぐなよー。ナイン君ごめんね。」

「全然。こいつらも喜んでるよ。」

はしゃぐこどもたちを見て、動物園代が浮いたと思うカノだった。