「なんかごめんね、ユラ君。」 「いえ。かわいい子ですね。彼女さんですか?」 ユラはニコニコしながら聞いてきた。 「違うよ。幼なじみ。家が向かいなの。」 「そうなんですか。」 「きゃああぁぁ!」 いきなり体育館に悲鳴が響いた。 「え、何!?」 体育館の入口を見ると覆面を被ってナイフを持った男が立っていた。 「手をあげろ!」 「…ええー。」 何この展開。