腹から叫べ!


「島田ー。全員揃ったっぽいからそろそろ移動しろよ。」

「はーい。」

担任に言われて中学生を体育館に案内した。

結局モモは離れてくれず、移動中もピッタリくっついたままだった。

「ここに並んで座ってください。順番とかはテキトーでいいと思うけど。」

みんな座っていく。

「カノちゃんは?」

「俺はそこ。」

案内係は少し離れたところに椅子を用意されていた。

「えー、じゃあ一番近いここに座るー。」

やっと解放された。

「暑いですねー。」

ユラ君が俺の隣に座った。

「お疲れー。」

「お疲れ様です。」