さやは再び食べ始めた。
さやのその姿を見て俺は微笑む。
クソ上目線だが、いい奴なんだよな。
「あの…っ」
正面に向き直ると青年がまんじゅうを2つに千切って1つを俺に差し出していた。
さやも口に入れたままとまって見ている。
「食べて下さい」
青年は初めでフードから顔を見せて笑った。
それでも俺は首を横に振る。
「いや、ホントに気ぃ遣わなくていいから。食べろよ」
「こんなことしなくても僕は喋ったりしませんよ。それにこれはあなたのお金で買ったもの、僕が食べるものではないのですから」
「そんなこと言わずにさ(焦)」
そのやりとりをさやは間で俺と青年の顔を交互に見ながら聞いていた。
既にさやのご飯はない。
するとさやは取り込み中の間に口を挟んだ。
「もう、ざくろは遠慮し過ぎだからさぁ。さやも我慢の限界で口挟んじゃったし」
「リアルに口を挟むなよ!?」
青年の差し出していたまんじゅうはきれいさっぱり影もなくさやの胃に納まった。
青年も冷や汗を掻いている。
仕方なく俺は何も食べずにその場をしのいだ。
さやのその姿を見て俺は微笑む。
クソ上目線だが、いい奴なんだよな。
「あの…っ」
正面に向き直ると青年がまんじゅうを2つに千切って1つを俺に差し出していた。
さやも口に入れたままとまって見ている。
「食べて下さい」
青年は初めでフードから顔を見せて笑った。
それでも俺は首を横に振る。
「いや、ホントに気ぃ遣わなくていいから。食べろよ」
「こんなことしなくても僕は喋ったりしませんよ。それにこれはあなたのお金で買ったもの、僕が食べるものではないのですから」
「そんなこと言わずにさ(焦)」
そのやりとりをさやは間で俺と青年の顔を交互に見ながら聞いていた。
既にさやのご飯はない。
するとさやは取り込み中の間に口を挟んだ。
「もう、ざくろは遠慮し過ぎだからさぁ。さやも我慢の限界で口挟んじゃったし」
「リアルに口を挟むなよ!?」
青年の差し出していたまんじゅうはきれいさっぱり影もなくさやの胃に納まった。
青年も冷や汗を掻いている。
仕方なく俺は何も食べずにその場をしのいだ。

