最後の天使



目を閉じた。

そしてまた開いた。


その目の前の景色は
変わらなかった。


そこには昔よりはとても



痩せた美紀。


変わり果ててしまった美紀。




目の奥は
どこを見ているのか
わからない。



俺は走り寄って
美紀をきつく抱きよせた。


温かい温度を確かめながら


美紀が涙をこぼす
右肩のジワリと
温かくなる温度を、


君のすべてを


感じた…








「美紀…もう離さない。失ったりしたくはないよ」




「もう一度…約束して」