最後の天使



「そこの角曲がって、左手ですね…確か本人のご希望で503だったと思いますよ」


「ありがとうございます…」


俺は
上がった息を沈めて、
変わりもしない服装を
少し直した。


そして
少し早歩きで廊下を歩く。








503号室、“中谷美紀”






俺はノックをして、
扉を開けた。