そう思いながら 携帯に目をやると これは 夢だと思った。 ♪~♪~ 俺の携帯が… いや、 彼女が、 俺を呼んでいた。 「もしもし…」 『……』 「美紀?」 『…隆二く…ん』 「美紀…美紀なんだな…」 『隆二君…本当にごめんね……』 「何言ってんだよ…今どこにいるの?」 『わがままだね…あたし…』 「…美紀…?」 『隆二ぃ…隆二ぃ…っ…逢いたいよ…ぉ…』 それは美紀の、 小さな小さな泣き声だった。 「美紀……」 『隆二くん…怖い…よ…』 「今どこにいるの?」