最後の天使



俺は
安心をさせるように
にっこり笑い、


「大丈夫、消毒しとけば」


「あ!あたしします!」


「お前もしなきゃいけねえだろ?」


俺は
青くなった目を指して笑った。


俺は、
救急箱を持ってきて、
山本に渡した。


「じゃ、頼む」


「はいっ!」


山本は
震える手で、
消毒液を
俺の腫れた口元にあてがった。


「いってええ!!!!」


「ごめんなさあいっ」


俺は
握りこぶしを手に作りながら
消毒を我慢した。