最後の天使




「本当に大丈夫?俺なんかでも行かなくても…?」



「大丈夫です!すぐにとってきますから」



「じゃあ、このタクシーを一度俺の家まで行かせて、またここに迎えに来させるよ」



「ありがとうございます」


山本は
ペコっと頭を下げて、
マンションの中に入って行った。


俺は不安になりながらも
タクシーを出してもらった。





「じゃあ、もう一度あの家にもどってもらえますか?お金、倍払うんで」



「わかりました、一応ご連絡先だけ…」



そういって
紙に携帯電話の番号を書いて

俺は自分の部屋に戻った。





「さて…軽くかたずけるか」



俺はそう呟いてから
ネクタイを緩めて、
腕まくりをした。