最後の天使



「もう別れよう。あたしもう、疲れちゃった」


『ごめん…唯…もう暴力振ったりしないからさ』



山本は
心が揺れているのか
話さなくなってしまった。


そして
大きな目で
俺を見つめた。


俺は
何も言わず
うなずいた。



「もう…無理」


『…』



さっきの山本のように
彼氏は黙り込んだ。



『わかった…』


「じゃあ、今日中に荷物取りに行くから…」



そう言って
直に山本は
電話を切った。