その光景が可笑しくて、私は自然に笑っていた。 私の顔をみて、茉莉も笑い出す。 茉莉といると、なんでか笑ってしまうんだ。 心の中で茉莉にいう。 さわさわと流れる風。 その中で響くのは私達の笑い声。 青春の証のように聞こえるその声は、今も絶える事なく私の中で響き続ける。