なぜか、罪悪感に襲われた私は「ごめん」と謝った。 そんな私を茉莉は、可笑しいと笑って背中を叩く。 私は痛いと叫ぶ。 なのに、茉莉は一向に止めない。 「もー!!」 悔しくなった私は、思いっきり茉莉の背中を叩いた。 と同時に、茉莉が叫ぶ。 「そんなに痛くしてないじゃん!」 涙目の茉莉が私にそういう。 痛かったよ! 十分ね! 怒ったように私は歩きだすと、茉莉がそのあとを謝りながらついてきた。