私は、一旦目を離し、そしてまたまじまじと画面を見つめた。 “ 絶対無理しないように ” “ しっかり休めな! ” 彼の言葉一つ一つに、胸がきゅんとする。 翔から、聞こえてくるようなその文字に恥ずかしさが募る。 「・・・苦しいよ~!」 私は、携帯を閉じ転がっていた枕を抱きかかえた。 そして、思い出しては赤くなる頬を隠すように枕を顔面に当て付ける。 息が出来なくて苦しい。 恋の苦しさも忘れてしまう程。 ・・・でも、この苦しさより恋の苦しさの方が・・・。 ずっと、ずっと苦しかった・・・。