「待って、裕子」 「来ないで!」 お願い・・それ以上私に近づかないで・・・。 勘違いをしてしまうかも知れない。 君を忘れきれなくなる・・・。 暗い道を私は走った。 ただただひたすらに・・気持ちをギュー・・と無理矢理に押し込めるように・・・。 足が勝手に進んでいた。 その場所は、清流川。 私達の恋を育み、そして私達の別れをみた思い出の場所。 崩れ落ちるように地面に座り込む。