あと少しのところでバトンパス。 翔は走り終えた後、仲間とハイタッチをしていた。 体操服の胸の辺りの服を掴んで顔の汗を拭き取る姿はやはりカッコいい。 走っていたときも心が舞うぐらいかっこよかった。 栗色の髪から滴る汗、眉を潜め楽しそうに笑う。 どうしよう・・・どうしよう・・・。 好きだ・・・。 私、やっぱり翔が好きだ・・。 翔・・・・翔・・・・・・・。 この気持ちはどこにやればいいの? 貴方に素直に向けられないのは、苦しいね。 きりきりと心臓が痛む。