朝、私と茉莉は笑顔で分かれた。 今日は、翔と話す日。 ・・・ううん、私が翔に大好きだって伝える日・・。 家に帰って、服を選ぶ。 なるべく可愛く、かつ悟られないようなもの。 だからって、メイクはまー必要ないだろう!うん! てか、メイクできないし・・・。 そうこうしているうちに、約束の時間30分前。 「い、急がなきゃ・・・っ!」 玄関を出ると、丁度大きな風が私に吹いた。 強い、・・・強い風が。 一瞬、私を押し込めるように吹いた。