幸せそうに眠るお母さん。 編集者のお母さんは、毎日忙しそうに働いて、私を養ってくれている。 お父さんは、私が5歳のときどこかにいっちゃった。 蒸発した、父をお母さんは責めたりしなかった。 勝手に家から、出て行ったお父さんを・・・一度も。 ・・・でも、知っていたんだ。 お母さんが、お父さんの事で泣いていたの。 一年ぐらい、毎晩毎晩泣いてた。 どうしていなくなっちゃったの?って・・・。 どうして家族を置いて逝ってしまったの?って・・・。