恋だ! 茉莉が、恋してる! でも、誰に?誰に、誰に!? 「誰かの前だと、そういう感覚になったりするの?」 興味津々に聞く私に茉莉は、小さく頷く。 「誰の前でなる?」 緊張が走る。 何秒かして、茉莉が顔をあげた。 「・・・誘導尋問?」 たしかに・・・。 てか、気づいてんじゃん。 私は笑って、ため息をついた。