私は、笑いながら体を前へ向けようとした。 そんな私を、彼は慌てて掴む。 「ごめん、ちょっと待って」 そう言った彼は、ノートの端を破り、何かを書き始めた。 私は、それを不思議そうに見つめる。 書き終わった彼は、私にその紙を渡し、「ありがとう」と呟いた。 眩しい顔で笑う彼。 まるで、太陽だ。 私は、体を前へと向きなおし、紙を開く。 真ん中に書かれた文字を見る。