「裕子、元気にしてた?最近会ってないから、心配」 少しかすれた声の翔。 その声でさえ、凄く愛おしい。 「翔?声、大丈夫?・・私は、心配ないよ」 「部活で思いっきりだすと、出なくなっちゃうんだよね~。・・元気ならよかった!」 「無理しないでね、あ、そうだ!翔、土曜日の祭りなんだけどさ・・・」 「待って、俺から誘わして!一緒に行こう?」 「へへ、うん。行ってくれる?」 「おう、楽しもうな」 楽しもうな・・・か。