叫んでも叫んでも、悲しさだけが溜まっていた。 満くんも私と一緒に泣いた。 信じられなかった。 信じられるほど、私はまだ成長していなかった。 良兄の頭から血が流れてる。 良兄の倒れているところには、いっぱいいっぱい血が広がっている。 私は到着した救急車に乗りこみ、病院へと行く。 救急車は音もなく静かに・・・静かに・・・。 ・・・はしっていた。