すっかりピンキーのペースに
はめられた俺は
ピンキーにいいように
遊ばれている気がする。


買いものに出る時

「リードしないと猫は逃げ出すから。」


そう言って
俺の腕をとって歩く。


「どっか行ってしまえば?」

俺の毒舌も最近は
顔色変えずにやりすごす。




「洋服買ってやるよ」


「いいよ・・・・。
和人さんの着てるから。」


「家にいる時はいいけどさ
出かけるときはマズイだろっていうか
俺が恥ずかしいから・・・・
安いのしか買えないぞ。」



ピンキーは俺の顔を
見て


「いいの?ほんと?」

キラキラ目を輝かせた。


「鬼じゃねーし・・・・」



「うれし~~い!!!」



なんだかんだいって・・・・
かなり乗せられて買ってしまった……


ピンクのベットの隣に
収納ケースを置いた。


ピンキーのものが……増えた。