不思議な気持ちだった。


ただ傷跡に手をあてると
力が湧いてくる気がした。


なんか
変な感じだな・・・・・・


温かくて
優しくて
そして強い
俺はその理由が何なのか
わからないけれど
なぜか安心した………。



「今日は絶対勝って
全国行くぞ~~~~~~~」




いつもと同じ部屋の中


だけど何か…とても大事なものが
足りない気がした。
それがなんなのかは
傷と同じでわからないけど


でもきっと
大切なものだった……




俺・・・・・
なんか忘れてるか?



「ヤバイな~~仕事忙しかったしな~」




とりあえず
少し早目に会場に行こう・・・・。