どうしよう
やっぱりおとぎ話だったんだ


和人があんなに探してるのに
ちゃんとお別れしておいた方が
よかったのかな……



部屋を出てきたことに
後悔ばかりしていた。

遠のく意識の中で
思い出すのは和人のことばかり



 大好きだよ・・・・



その時ものすごい稲光と
爆音を立てて
雷が落ちた。




「きゃ…」



 ん???きゃ…って……


私は慌てて自分を確認した。



「え・・・・まさか・・・・」



私は人間の女の子になっていた。

 もしかしたら死んでるの?



真っ暗闇の中から
光がス~~~~ッと近づいてきた。



『おとぎ話に選ばれる猫は
ほんとうに少しだけで…あとは
皆 飼い主のそばで死にたかったと
後悔しながら息絶えて行く…
おまえのことはずっと見てたよ……
条件は二つ 
一つは 決して自分がピンクだったと
言ってはならぬこと……
もう一つは
生きてる人間の運命を変えないこと
わかるね?ピンク
飼い主に人間として愛されてはいけないんだよ…』


 なんでもいい!!

また和人のそばに戻れるなら!!!


それも夢見ていた
女の子になれるなんて・・・・・