疲れ果てて
うたた寝をしていた。


真っ暗な道を歩いている。
怖くて震えている。
でも…ここを歩かないと
和人に会えない……

雷が鳴っている
バリバリ音をたてている……


恐怖感で腰を抜かしたけど
和人に会うために
はいはいしながら
進んで行く………



『ピンキー……』声がした。


その声は……


『久しぶりだね…』


『神様!!!』


『頑張ったね…もう楽になりなさい…』


『最後に一つだけ
お願いがあります………。』


『おまえの声は届いているよ…』


私は必死に祈った・・・・

『贅沢なのはわかっています。
でも…でも最後に私も愛されたい……』


『でもそんなことをしたら
和人の人生がくるってしまうよ?
それでもいいのかな?』


それを言われることが
ものすごく辛い・・・・・。
幸せになれるようにそばにいたのに……
消えてしまう私に
未練を持たせることになってしまう…


『ピンキー…いや…
ピンク……
私の条件が聞けるかな?
もし聞けるとしたら……残りわずかな
日々をおまえの思うとおりに
生きてみなさい……
条件が聞けるなら…だぞ?』


神様はとても
残酷な条件を私に出した。

でも…それはこれから生きて行く
和人にとっては大事なことだった……