悲しみにまかせて
自分が


本当の気持ちを口に
してしまいそうで・・・・


それが怖かった。



和人とは
どんなに頑張っても
結ばれることはないから……


私は心を隠して
和人の一番近いところに
いなければいけない……



ピンキーは・・・・
和人に恋をしています……


だけどそれは
神様と私だけの秘密



雷が怖くても
雨に濡れても
私は今晩どうしても
和人のところには帰れない・・・・



「寒いよ・・・和人・・・」



時間がないの・・・・
約束の時間が近づいているから



「ピンキー!!!」


雨の公園を和人が走っている
その声を聞きながら
私は泣くしかない……



 ごめんね…和人…



今夜は和人に会ってはいけないから
明日になったら
いつものピンキーに戻れるように

一晩だけ時間をください……