「あー…その、」

ーーーーーごめん。

ジャラッ、と音を立てるのは、

「何だそれは…………弁償しろ」

「え?」

「今直ぐ直せえぇええええぇぇえっ!!!!」

一気に覚醒した俺は身体を起こすと、坂本の手から金属片をひったくった。

「お…おま、此処部屋だろうが何だろうが借り物なんだぞ!?」

「…ごめんって」

すぐ業者呼べっつーか隣の部屋の人とかに見られてねーだろうな?!
俺がマシンガンの様に言葉を並べ立てると、坂本はヘラっと笑った。

「多分平気」