奥へと案内されたあたしは、テーブルに座って、と女の人に言われた。
一気に口数の少なくなった竹之内はフラフラと力無くあたしの前に座る。
「…じゃ、仲良く取材して下さいね」
私は地区の集まりがありますから。
「え…」
「折角女性が来て下さったんですから、お茶位淹れてあげて下さいね。『のおち先生』」
爽やかに笑い、あたしが止める暇も無く、女の人は部屋を出て行った。
「…説明しろ」
「……あ?」
不機嫌そうな竹之内の視線が向けられる。
「状況を説明しろおぉぉぉおおおおお!!!!」
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