文系男子。


[真朱]

ジョーヴェが寝た後、マルテはしばらく隣にいてくれたが、欠伸を連発していたので、寝て良いよと告げた。

「…冷す、身体」

「暑いから大丈夫」

マルテがベッドに入る音を後ろで聞いて、あたしはベランダに寄っかかる。