文系男子。


「…ねえ、二人共」

「あ?」


「……信じて良い?」


「…止めとけ」


例えば、さっきキスした所で、もっと言うとヤった所で

悪い人は悪い人なんだよ。

「信用してたら、裏切られた時にダメージでかいぞ」

「…そう」

顔を見ると悲しそうに笑った。


「それだったら…タケノウチだって」


「え?」

「いや…何でもない。…おやすみ」

立ち上がった。

マソオがちょっと、と言ったが無視してベッドに潜り込んだ。