[坂本] 先生…じゃない竹之内は黙々と防具を運び出して行く。 俺は一服しようと道場に胡座を掻いた所で、火気厳禁の文字を見つけ、溜息を吐いた。 「…暑い」 「手伝ってくれよ」 「やだ」 竹之内は大袈裟に溜息を吐いた。 俺は嘘ですと言って倉庫の中に入った。