僕は『月山窈輝』。一応中3。只のホームレス住人だ。
ある川の河川敷にある小さな家に住んでいる。
親はいる。兄弟姉妹はいない。一人っ子だ。なのに何故ホームレスになったのかわからない。

親は僕を大事にはしてくれない。掛けてくれる言葉は優しいけど。

「窈輝、今日は何処から盗めばいいかな?」

『………隣街のスーパー。』

「わかったわ窈輝。大人しく留守番してなさいよ?お父さんは今デパートに行ってるから。」

『うん。』

そう、僕の両親は強盗。盗み、犯罪をする人だ。そんなの、やってはいけない。わかってる。でも、止めたらそこで僕達はここでも生活が出来なくなる。